天体望遠鏡の選び方

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価格から考える望遠鏡

(価格から選ぶ望遠鏡その前に)

望遠鏡はいくらでも”倍率”をあげることはできます。

望遠虚の倍率は(対物レンズ・反射鏡の焦点距離)÷(接眼レンズの焦点距離)で

計算されるので差し替えが可能な焦点距離が短い接眼レンズに差し替えれば

いくらでもあげらるわけです。一部では”高倍率”だけを謳い文句にした望遠鏡も

出回っています。ですが、望遠鏡の性能は倍率だけでは決まりません。

光を集める集光力:光を集める対物レンズや反射鏡が大きくないと、レンズで見る天体は

暗くて見えないだけです。また、望遠鏡の組み立て精度もないと見る天体の像がぼやけたり

してしまいます。その点を注意して望遠鏡を選んでみてください。

ここでは価格とクオリティの点から望遠鏡を選定していきます。

また、望遠鏡を選ぶ上で出てくる性能を簡単にまとめていますので、

気になった望遠鏡で性能を確認して、選ぶ目安にしていただけたらと思います。

口径比:見える像の明るさを示すもの。数字が小さい方が明るさが増す。

集光力:光を集める力で肉眼の何倍かと記述。

最高有効倍率:像が暗くならない適切な範囲での最高倍率、おおよそ口径mm(ミリ)の大きさがその倍率。

極限等級:望遠鏡で見える限界の星の等級。数字が大きい方がより暗い星まで見える。

分解能:惑星を観察するときなどどのくらいまで細く見えるかと示す数字。数字が小さい方がよく見える。

(1-5万円の価格帯)

精度も保証された初心者向けの操作が簡単な望遠鏡はこの価格帯で購入できます。

特に初心者や小学生向けでのオススメは屈折式望遠鏡で縦・横自由に動くタイプ(フリーストップ式)です。

(スコープテック ラプトル60)   価格:16980円

純日本製の望遠鏡で小学生でも簡単に使える、よく見えることにフォーカスして作られた望遠鏡です。

ファインダーなどの機能を簡易的なものにし、機能を絞ったのでこの低価格が実現できています。

組立精度も日本製なので安心です。口径が60mmのフリーストップ式経緯台で微動装置はついていないので

天体は手で鏡筒を動かして追うような形です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ビクセン ポルタII A80Mf)  41000〜43000円(送料込み)

フリーストップ式の使いやすい経緯台です。口径も80mmと集光力も口径が少し大きい分

高くなります。また、縦横の微動装置もついており天体の動きを微動させ追うこともできます。


 

 

 

 

 

 

 

 

(ケンコー  スカイエクスプローラー SE-GT100N自動導入機能付き ニュートン反射式) 最安価格:40000~50000円

自動導入で簡単に天体をみつけたいというかたにおすすめの一台です。ここでは屈折式より集光力がある口径100mmの

反射式がとても廉価で購入できます。位置をセットするはじめのアライメントが少し手間ですが、しっかり行えばあとは自動で

天体を探せます。移動時にはファインダずれなどの注意が必要です。また、廉価なので光軸調整が必要な場合があるようです。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

(5-10万円の価格帯)

この価格帯になると赤道儀の登場です。赤道儀は極軸調整をしてしまえば、星の追尾が簡単になるのが

特徴です。また、メーカーによっては自動導入・自動追尾の機能がついたものも購入できます。

(セレストロン NexStar5SE ) 最低価格:10万円前後

シュミットカセグレン式 経緯台で自動導入、自動追尾がついたものです。口径は125mmです。

シュミットカセグレン式、”シュミカセ”とよばれますが、このタイプは

ご覧のように口径はそれなりに大きいですが、コンパクトなので持ち運びや収納するのには便利です。

また、三脚もしっかりしたものなので、風などの影響にも強いです。シッカリした分、重量は13kgと

それなりに重くなっています。毎回の自動導入セッティングは必要ですが、それさえすれば、見たい天体に

座標をインプットするだけでみることができ、自動追尾もしてくれます。


 

 

 

 

 

 

 

 

(トミーテック BORG36ED天体フルセット) 最低価格:9万円前後

世界最小の赤道儀だが、月や土星の環もみることができます。微動装置もついており、天体の追尾もできます。

また、対物レンズは色収差が少ないEDレンズを搭載しているので、低倍率(標準装備:10倍、22倍)でも

”よく見える”を実現している。

(10-15万円の価格帯)

ビクセンなど品質などの安定したメーカーの自動追尾がタイプの購入もできるようになる価格帯です。

また、極軸望遠鏡を追加するなど割高にはなりますが、いろんなオプションも楽しめます。

(ビクセン AP-A80Mf) 現在 最低価格:16万前後

屈折式赤道儀で、自動追尾のモータも付いたセットモデル。初心者にもやさしい機能となっており、

架台部分は縦横を自由に動かせるフリーストップ式になっています。また、赤道儀式は極軸あわせが必要ですが

それもなるべく簡単にできるようになっています。