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接眼レンズ(アイピース)の種類

対物レンズが結ぶ像を虫めがねのように拡大して皆さんが実際みるレンズを”接眼レンズ(又はアイピース)”といいます。

実際に天体をみるところの接眼部にレンズを差し込んで使います。

接眼レンズの焦点距離でかわる天体望遠鏡の倍率

接眼レンズにはおのおの焦点距離があり、接眼レンズの筒の部分に数字であらわされています。


 

 

 

 

 

 

(出典:Vixen)

天体望遠鏡の倍率は鏡筒にある対物レンズの焦点距離とこの接眼レンズの焦点距離で決まります。

倍率の計算方法は

(対物レンズの焦点距離)÷(接眼レンズの焦点距離)=倍率

となります。

例えば対物レンズの焦点距離が1000mmの鏡筒に焦点距離25mmの接眼レンズを差し込んだ時は

1000÷25=40

となり、40倍の倍率となります。


 

 

 

 

 

 

(出典:日の出光学)

接眼レンズの差し込み口の寸法規格

接眼レンズの差し込み口は”スリーブ”と呼ばれます。

このスリーブ径は下の図のように決まった24.5mm、31.7mm、50.8mmと

決まった寸法規格があります。それぞれに特徴があります。

天体望遠鏡のスリーブ径と同じ径の接眼レンズはメーカーが違っていても

差し込んで使うことができます。天体望遠鏡のスリーブ径とちがう接眼レンズは

アダプター使うことで差し込むことができます。

24.5mm:昔は主流のサイズだったが、最近では少なくなったスリーブサイズ。

おのずと接眼レンズの径が小さくなるので、鏡筒内の遮光環の設計が

容易になるが、レンズが大きくできないので、視野を広げられないデメリットがあります。

31.7mm:もっとも多く生産されているスリーブサイズ。低倍率から高倍率まで汎用性の高いサイズです

50.8mm:大型のスリーブサイズ。主に低倍率で広角の接眼レンズに採用されています。