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望遠鏡で天体がよく見える観察条件は?

”シーイング”で大きく変わる天体の見えかた

地球には大気があります。いわゆる”大気圏”は大気がある境目をあらわしています。

その距離は地表から約500kmほどありますので、それ以下の高度では大気(空気)があるので、

天体の光がその空気の層を通るとき、光が吸収されたり、散乱したりします。

また、空気は絶えずうごいているので天体の像は常にゆらゆら動いたりぼやけたりしてしまいます。

この大気による像の揺らぎを”シーイング”といいます。シーイングがよいときは像は静止し、

望遠鏡の能力を最大限発揮できますが、シーイングが悪いときは像は絶えず揺れ動いたり、ぼけたりして

よく見えません。反射望遠鏡では光を折り返して、像を接眼レンズよりみる構造となっているので、屈折望遠鏡より

シーイングが起きやすくなります。なので、望遠鏡を外の温度とならすことでシーイングをよくしていくことが必要となります。


 

 

 

 

 

シーイングの良いとき      シーイングの悪いとき

光害の少ない観測地はよく見える

星雲や星団のように淡い光を放つ天体の観測には、街明かり少ない観測地が

最適です。都市部とは見えかたや写り方がまったくかわってきます。

そして、空気が揺らぎが少ない(空気中の湿気がすくない)乾燥した冬の季節が

最も適した季節です。