”子供のうちから宇宙エンジニアのベースを” 宇宙ちゃんねるが考える「理科で宇宙を考える」

”男の子の小学生がなりたい職業”で「宇宙飛行士・宇宙関連」は2015年の4位からは落ちたもののの、15位ぐらいとまだまだ上位にある。最近ではユーチューバー(6位)がかなり人気ですが・・・

f:id:Uchu-Channel:20190701222900j:plain その差は結局はお子さんの目にどれだけその職業が触れるかで決まっているのだと思う。会社員が5位になったのも、お子さんのお父さんがその職業だからだろう。

宇宙の話題はテレビ・映画・アニメなどのメディアで触れることが多い。宇宙飛行士やロケットを知る機会があるから、興味を持ってくれるお子さんがいる。

「その興味をもっと伸ばすことができないか?」僕はここ数年、そんなことをいろいろ考えてきた。例えば、ロケット作りの生の現場を小学生に見てもらって、実物の大きさを体感してもらったり、高校生がカリキュラムを通して人工衛星を作るプロジェクトを会社に提案したり。

でも、”安全”が第一に優先される風潮があり、そういった提案はなかなか通らず実現していない。それを行うことでの会社のメリットは”CSR:企業の社会的責任”ぐらいで収益性を見出せないからもあるだろう。

確かに、この活動を通じて、将来、会社に入ってくれるエンジニアの卵はできるかもしれない。だが、そこには10数年後と今の経営陣はもちろんおらず、収益をあげることが企業の本質なので、仕方ないかもしれない。

僕が収益性でもメリットがあるような良い提案ができていないのも原因だ。

そうは言っても、未来のロケットエンジニアは増やしていきたい。そうしないと、いつまでたっても欧米の後ろ姿をずっと追うことになる。今のように。アメリカなどではスペースキャンプなど大々的に行われていて、宇宙開発を学ぶ 広い門戸が開かれている。

f:id:Uchu-Channel:20190701223556j:plain 日本での活動はどうだろうか?JAXAさんなどもコズミックカレッジのような宇宙を学ぶ機会を行っているが、少し盛り上がりに欠けている気がする。

やはり、何かもう少しエキスが足りないのでは?と思う。

例えば、小学校・中学校で学ぶ授業とのリンク。宇宙の不思議やロケットの仕組みを知るだけでも”感心”は得られるが、”学校の成績もよくなる”など、お子さん、そして、参加に付きそう親御さんへの目に見えるメリットが見出せていない。お子さんが興味をある宇宙・ロケットと理科や算数を関連付けられれば、科目の理解度も深まり、成績にも良い影響が得られるのではと思っている。

あとは、より深い実体験&実際の宇宙開発によりリアルに結びつくもの。人数が多いと内容がうすくなってしまうが、年代ごとにわけ、人数を絞って、より深い実験やものづくりを子供たち自身でやってみることで記憶にとどまり、さらなる興味を持ってくれるのではと考えている。

具体的には学年ごとに授業で学ぶ内容と宇宙開発で使われている技術や宇宙とはどんなものかを実体験を通して、体型的に学んでいくカリキュラムをつくる。

例えば、5年生では、磁力について勉強する。磁石そのものや針金で作ったコイルに電流を流すとそれが磁石になることを学ぶ。では、なんで磁石になるか?についてはあまり言及していない、原理は小難しいので大まかにいうと電気を流すことで物質の一番小さな単位:原子の中にある電子の運動により磁石のはたらきをし、N極とS極の世界:磁場が発生するしくみとなる。

f:id:Uchu-Channel:20190701231920j:plain 今、宇宙への推進力となる力として、注目されているのが、電気推進システム”というものだ。昔から研究はされているが、日本でははやぶさの”イオンエンジン”として有名になった。より、遠くの宇宙を目指す時代となり、今までの液体燃料の燃焼をメインした推進力では燃費が悪く、遠い宇宙にいくことが望めないからだ。

そんな電気推進系の一つに”ホールスラスタ”というものがある。

ホールスラスタはすごく簡単にいうと、円筒上に(コイルを巻いて)、磁場と電場発生させ、そこに燃料から化学的に分解されたできた”イオン”を通して、加速させることで、宇宙探査機などの推進力を得る。このときにイオンを作り出すきっかけとなる電子は磁場と電場によりその空間を浮遊しながら回転しとどまっている。その電子により、燃料となる物質がイオン化される。

f:id:Uchu-Channel:20190701224734j:plain そこで、磁力がはたらいている場所で、電子は浮遊することをイメージできるようなものつくってみる。こんな感じだ↓。この実製作をとおして、より理解するといういったようなことだ。

f:id:Uchu-Channel:20190701231123j:plain そんなことを定期的に体験、学び、”なぜ”を考える機会を作り、ある意味”宇宙やロケットにはまっていく子”を作る。

小さいうちから職業の選択を狭めて良いのかという意見もあるが、どんな世界でも一流になるには小さいうちからのめり込むことが必要な時もあると思う。例えば、メジャーリーグで記録を塗り替えたイチロー選手のように、小さい頃から野球にのめり込んだように。

ロケットや宇宙機器作りの実際の経験を生かして、理科で宇宙・ロケットを考えられる。僕はそんな事業を立ち上げていきたい。

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