望遠鏡の選び方

望遠鏡で遥か遠い宇宙を日常に感じることができます。
星空や惑星を見て、日常に”宇宙”を感じれたら楽しくありませんか。

日々忙しくしている中で、

 

望遠鏡の構造は?

 

筐体

架台

 経緯台

鏡筒を上下左右に動かして星を追うことができます

・組み立てやすく扱いも簡単

・軽量なので持ち運びが楽

・フィールドスコープ用架台として使える(一部の機種のみ)

・50倍以上の高倍率による長時間観測にはやや不向き

 赤道儀

日周運動(地球の自転)に合わせて星を追うことができます。

長時間の星の追尾が可能

高倍率で観測・天体写真撮影に適している

自動導入・自動追尾をはじめ、さまざまな機能をもったタイプがある

経緯台と比べると重量がある

フリーストップ経緯台式

望遠鏡を手で持って自在に動かすことができ、手を離した位置で固定される便利な経緯台式です。

フリーストップなので、自分の向けたい方向に素早く向けて、そのまま観望することができます。

コンピューター制御経緯台式

上に書いた経緯台式にコンピューターを取り入れることで、 天体の自動導入機能や自動追尾を実現したハイテクタイプです。

買った人がその後の光景をイメージできるように。

望遠鏡の種類は?

屈折望遠鏡と反射望遠鏡

・屈折望遠鏡

 

大きなレンズ(対物レンズ)でできた像を接眼レンズで拡大して観察

大きなレンズを利用して星を見るのが、屈折式望遠鏡。(ポンチ絵)
扱いやすく、特別なメンテナンスが不要なので、初心者におすすめです。
反射望遠鏡より軽いので、ベランダに出して観測、家族や友人と気軽に星空を見たい人にぴったりです。
反射望遠鏡に比べて見る倍率は低くなるので、土星や木星をはっきり見たいという人には向いていません。

他形式(反射式、カタディオプトリック式)と比べると、同じ口径でも価格が高くなります。

レンズを複数枚使うため、他形式の鏡筒と比べると重くなります

対物レンズ

望遠鏡の対物レンズというのはアクロマートレンズといって屈折率の異なる凸レンズと凹レンズの2枚を組み合わせたもの

反射望遠鏡

大きな鏡(反射鏡)を利用して星を見るのが、反射式望遠鏡。(どんな仕組みか)
暗い星までよく見えますが、メンテナンスも必要なので、中上級者向きです。
扱いが少し難しいですが、別売の接眼レンズを使えば、屈折式天体望遠鏡より低倍率~高倍率の広い範囲で使用することができ、本格的な天体観測におすすめです。

中心部の像がシャープで、色収差(像のまわりに色がついてしまうこと)がありません。

大口径のものでも、比較的手頃な価格で手に入ります

太陽観測ができません

鏡筒内と外気に温度差があると、筒内気流が発生して像が揺らいでしまうので、天体望遠鏡を室内から外へ移動させたときなどは前もって外気温に慣らす必要があります

カタディオプトリック式天体望遠鏡

折式と反射式のメリットを組み合わせた形式で、VMCとVISACの2種類があります。

鏡筒が短く軽量なので、持ち運びや観測が楽にできます

大口径のものでも、比較的手頃な価格で手に入ります

色収差、球面収差、像面湾曲のすべてが、高いレベルで補正されています

太陽観測ができません

シュミット・カセグレン式

マクストフ・カセグレン式

 

望遠鏡の構造は?

架台

 経緯台

鏡筒を上下左右に動かして星を追うことができます

・組み立てやすく扱いも簡単

・軽量なので持ち運びが楽

・フィールドスコープ用架台として使える(一部の機種のみ)

・50倍以上の高倍率による長時間観測にはやや不向き

 赤道儀

日周運動(地球の自転)に合わせて星を追うことができます。

長時間の星の追尾が可能

高倍率で観測・天体写真撮影に適している

自動導入・自動追尾をはじめ、さまざまな機能をもったタイプがある

経緯台と比べると重量がある

 接眼レンズとは?

アイレリーフ:目とレンズの最適な距離
瞳距離(英:eye relief、アイリリーフ)とは、最も眼に近いレンズ面の頂点から射出瞳までの距離である[2]。瞳径が同一の接眼レンズを覗くとき、瞳距離が長いものほどレンズからより離れた位置で視界全体を見渡すことができる。また射出瞳の位置はアイポイント(英:eye point)とも呼ばれ、瞳距離が長い場合をハイアイポイントという。乱視がある場合には眼鏡をかけたまま望遠鏡をのぞくことになるが、このときは瞳距離が15mm程度以上ないと視野の外周部が目に入らなくなってしまう。基本的には接眼レンズの焦点距離が短ければ短いほど瞳距離は短くなる。ただしバローレンズを焦点距離の長い接眼レンズに組み込む(スマイスレンズ)ことで焦点距離が短いにもかかわらず瞳距離を長くする設計も可能であり、そのような接眼レンズも市販されている。

焦点距離とは?

望遠鏡本体と接眼レンズの焦点距離の組み合わせにより、倍率が変化する。倍率は対物レンズ又は主鏡の焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割ったものである。接眼レンズの焦点距離が短いほど高倍率が得られる。焦点距離の短い接眼レンズを使えばいくらでも倍率を上げることはできる。しかし鏡筒内に入っていく光の量は変わっていないため、倍率を上げるほど像は暗くなる。また分解能は望遠鏡の口径で決まるので、倍率を上げても細かいところが見えてくるわけではない。したがって、いたずらに倍率を上げても暗くぼやけるだけで意味はない。口径の小さい望遠鏡では口径をcmで表した値の15-20倍程度が実用になる限界とされている。

見掛け視界
見掛け視界は接眼レンズをのぞいたときに見える範囲を角度で表したものである。見かけ視界が65度を超えると広視界、75度を超えると超広視界と称されることが多い。なお古典的なアイピースは、その多くが40度前後の見かけ視界である。
実際に対象物の見える範囲は実視界と呼ばれ、おおよそ見かけ視界を倍率で割ったものになる。例えば見かけ視界40度の接眼レンズで80倍の倍率になったとすると実視界は約0.5度で、満月が視界にすっぽり入る程度の範囲が見えることになる。

望遠鏡の組み立て方
自分の画像をつけて解説

望遠鏡の保管方法

 

写真撮影のコツ

惑星や星はどんな風に見えるの?

接眼レンズを変えることで、倍率を変えることができます。
天体望遠鏡で月のクレーター、木星の縞模様や土星の環っかを見ることができる望遠鏡もあります。 倍率にすると、100~150倍。このあたりの倍率が一番使うことが多いです。それ以上になるとスカッと晴れた日以外は、空の気流が安定せず、もやっとしてよく見えないからです。

天体望遠鏡の倍率と月や惑星の見え方

  • 月は、50倍で全体がはっきり見え、100倍になるとクレーターの様子がわかります。
  • 土星は、100倍程度で環っかが見え、環っかの濃淡がわかります。
  • 木星は、50倍くらいで4つの衛星が見え、100倍くらいからおおよその縞模様がわかります。

 画像(見えるイメージ)

倍率はどう決まる?

天体望遠鏡の倍率の求め方は、
対物レンズの焦点距離÷接眼レンズの焦点距離=倍率 です。(図をつける)

望遠鏡の倍率は、計算で求められる範囲ではいくらでも倍率を上げる事が出来ますが、倍率が大きいほどよく見える、という訳ではありません。
むやみに高倍率で見ても対象物がぼやけてしまい、像がはっきりとしません。

例①
ポルタII A80Mf(焦点距離 910mm)と、接眼レンズPL20mm(焦点距離 20mm)を組み合わせた場合・・・
910 ÷ 20 = 45.5倍 (約46倍) となります。

例②
ポルタII A80Mf(焦点距離910mm)と、接眼レンズSLV10mm(焦点距離 10mm)を組み合わせた場合・・・
910 ÷ 10 = 91倍 となります。

メーカー紹介

VIXEN

MEADE

Gskyer

スコープテック

ラプトル60

Celestron

アメリカに本社を置く天体望遠鏡メーカーで、シュミット・カセグレン鏡筒では定評があります。

 

 

 

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