赤道儀はいろんなタイプのものが発売されていますが、
極軸(赤径軸)と赤緯軸という2つの直交する回転軸をどれも備えています。
使いはじめに極軸が天の北極に向くようにセットすれば、地球の自転に合わせて、極軸を微動させれば
ずっと天体を追うことができます。
追尾操作を自動的に行うモータドライブ装置や極軸を簡単に合わせることができる曲軸望遠鏡などの
オプションも充実しています。
ドイツ式赤道儀
小型で汎用性の高い赤道儀です。鏡筒と赤道儀の接続は規格化されたアダプタを介しておこなうので
バランスウェイトを加減するだけで、いろいろな鏡筒にのせかえたり、撮影用のアクセサリーを追加できる
利点があります。デメリットとしては天頂付近に鏡筒を向けると鏡筒が脚にぶつかることです。
フォーク型赤道儀
海外メーカーではよく見かけるタイプです。鏡筒と架台がセットで販売されていることが
ほとんどです。ドイツ式のようなバランスウエイトが不要なのがメリットです。
デメリットとしては鏡筒が重いというのがあり、脚にセットする場合は、場合によっては
一人ではできないくらいの重さの物もあります。