宇宙のふしぎ 宇宙は無重力じゃない↺

宇宙のふしぎ

宇宙に行くと無重力体験ができる!よく、宇宙の映像で映し出される

宇宙船の中でふわふわ浮いている映像です。

そう、確かに宇宙に行くと”無重力体験”はできます。

しかし、宇宙は”無重力”ではないのです。

そのしくみは・・・・

その”無重力の空間”はハンマー投げの選手がぶんぶん振り回すハンマーと同じ。

ハンマー投げの選手は

こんな感じで自分も回転しながらハンマーをぐるぐる回していますね。

(ここはやっぱり室伏さん)

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その時、ハンマーにはこんな力が掛かっています。

回転運動をしているハンマー投げの選手はハンマーをまわしている時、強烈にハンマーに引っ張られますね。でも、選手はその力に負けないないように踏ん張り、ぶんぶんとハンマーをまわしています。その回転しているときに引っ張られる力が”遠心力”になります。そして、その遠心力に負けないようにハンマーを持ち続ける力が″求心力”です。そして互いの力は同じなので、つりあった状態になり回り続けるのです。

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そして、これが地球の周りをまわっている宇宙船や宇宙ステーション

の中でも同じことがおきています。この場合の”求心力”は”地球の重力”になります。

そして、宇宙船や宇宙ステーションは地球の周りを回転する上でいうハンマーなので、

引力と遠心力が釣り合った状態、つまり力が何もかかっていない状態になります。

なのでその場所にいる人はふわふわと浮いているのです。

ちなみにその重力は地上にいる場合の88%の重力を受けているので、仮にこの遠心力がなかったらすぐに地球に落っこちてしまいますね。

そして、この釣り合った状態にはそれをつくりだす速度(スピード)が必要です。

ハンマー投げも回転のいきおいがないとぶんぶんまわらず、ハンマーは地表におちてしまいますよね。

あと、遠心力でよく使われる例だと、水を入れたバケツをぶんぶん振りまわした時、

水はこぼれないのもおなじ”求心力と遠心力のつりあい”で水がこぼれてこないのですが、まわすいきおいがなくなると途端に水はこぼれてきますよね。

なので、地球の周りを回る宇宙船や宇宙ステーションもその速度(スピード)が重要で

早くもなく遅くもないちょうどよい速度で進まないといけないのです。

(ちなみに速すぎると、地球の重力とつり合いが取れなくなり、宇宙に飛んで行ってしまいます!)

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”じゃー、地球からどんどん離れていったら、重力を受けないから無重力?”

と考えたくなります。

宇宙には、星の数ほど星があるので、少なからずどこかの星の引力をうけるんです。

なので、まったく無重力になることはありません。一番近くの星が十分離れていれば、限りなく無重力に近い状態にはなりますが。

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