多くの小惑星は、地球の地表衝突の前に消滅してしまう
小惑星は猛スピードで進んでくるので、その前面に圧縮された空気がたまり集中、空気内の分子がその狭い範囲で活発に動きます。
それが熱エネルギーとなり、その部分が非常に高温になる。
”空力加熱”とよばれているものです。
また、それだけ高速だと前の部分と後ろの部分で圧力差が激しくなり、その圧力差に耐えられず分解されてしまいます。
ちなみに地球に戻ってきた”はやぶさ”の場合は10000℃
この温度ですとすべての物体は溶けてしまいますが、なぜ戻ってこれるかは”なぜ、はやぶさは大気圏で燃えずに地球に帰還できたのか?”の記事に理由を書いています。
圧力差があまり生じないように突入角度もコントロールして成り立ってもいますね。
いっぽう、小惑星が鉄などの硬い物質で作られていたり、大気圏への突入角度が浅かったりした場合は小惑星の形をとどめて、地表に降りてくる可能性があります。
空中分解により小惑星が持っていた熱エネルギー(超高温)と運動エネルギーは”爆発的なエネルギーの発散”となります。
熱は超高温がその周辺に放出され、圧倒的な光のエネルギー (紫外線など)、音は超音速となり衝撃波を生みだします。
そのため、地上に激突しなくても衝撃波で被害をもらたすことがあるのです。
そのことでその周辺の人間は一瞬で存在がなくなってしまうことも。
およそ100mぐらいの小惑星だと関東平野が全滅という感じです。
映画”スターウォーズ”で登場するデス・スターから発射されるスーパーレーザーも同様に強大なエネルギーを星に向けて、放射することにより、その星を壊滅させていますね。
小惑星が大きく、地表に衝突する小惑星の場合は、その大きさゆえにもっと恐ろしいほどのエネルギーを放出し、周辺はもちろん地球全体規模の被害になってしまいます。
そんな、小惑星の落下、予測できるのは2割程度。
予測しようと研究は進んでいますが、その割合です。1km以上のものが21世紀中に衝突する確率は5000分の1。
確率は低そうに思いますが、予測はできないので、本当にそうなった場合は仕方ありません。
そして、そんなことを書いているうちにいつ起こるかわからないので、できることは ”日々を大切に生きる”しかないかとおもいました。
わたし、宇宙ちゃんねるの場合は”やりたいと思っていることをなるべく早くやろう”ということです。
”家族との時間を大切にする”、そして”このブログの目的でもある『日本の宇宙ビジネスをひろげたい!そして、宇宙ビジネスにたずさわる人を増やしたい』ことです。
一日一歩ずつでもそれを実現できるようすすんでいきたいと思います
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